今展は暮らしを彩る華やかな螺鈿、朱漆などの作品を多数展覧いたします。
作家は二名。熟練の技を持つ父・小島雄四郎氏と新進の感性を持つ娘・小島紗和子氏の競演です。
雄四郎氏は人間国宝黒田辰秋氏の下で木漆工芸、螺鈿工芸を学び、黒田氏と共に、映画監督・黒澤明氏の御殿場山荘の家具製作、皇居新宮殿の製作等を手がけられました。
独立後は兵庫県伊丹市公館(鴻臚館) の調度品、茶道具等を製作、伊丹市公館ベルギーハッセルト市東洋館の調度品も製作されています。
日本伝統工芸展、国画会、日本民藝館展 他公募展にて受賞、入選
霰縞文二段重箱 高さ15×横21×奥行き19cm
枝垂桜棗 直径6.5×高さ6cm
紗和子氏は2008年より、父・雄四郎氏の元アクセサリーを中心に螺鈿を使った作品の製作を始め、2016年に国画会入選。
各地デパート、ギャラリーにて個展、グループ展で作品を発表されています。
ブレスレット 縦4.5×横6.5cm
髪留め 縦5×横12.5cm
By kyoto